あと数戦は耐え忍ぶ覚悟が出来ていると語るのは、ケーターハムのギド・ヴァン・デル・ガルデだ。
グリッド後方で激しく火花を散らすケーターハムとマルシャ。マルシャの新人ジュール・ビアンキが印象的な走りを見せる一方で、同じく新人のヴァン・デル・ガルデは苦境に立たされてしまっている。
オランダ紙『De Telegraaf(テレグラーフ)』に対してヴァン・デル・ガルデが語ったところによると、ケーターハムのマシンはF1がヨーロッパラウンドへと突入する第5戦F1スペインGP(5月12日決勝)までアップデートの見込みがないという。
そしてヴァン・デル・ガルデは「僕にとって、本当のシーズンはスペインから始まる」と締めくくった。
一方、マルシャは現在コンストラクターズランキング10位につけており、フランス紙『Auto Hebdo(オート・エブド)』などはこれまでのビアンキの走りを「完ぺき」と評しているほどだ。
24日(日)に開催されたF1マレーシアGPで13位という結果を残したビアンキは次のように語っている。
「(マレーシアGPでは)マルドナード(パストール・マルドナード/ウィリアムズ)を追い抜き、その後は長時間ギャップを保つことができた」
「これは僕たちが近い将来、中団グループと十分に戦えることを証明できたと言っていいと思うね」
なお、ビアンキのチームメートであるマックス・チルトンの方は、「前方を走るマシンにつかえてしまった」とマレーシアGPを振り返っている。