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レッドブルは団結していないとアロンソ

2013年03月26日(火)9:43 am

フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は、F1第2戦マレーシアGPをリタイアしたせいで、物議を醸しているレッドブルのチームメート同士の争いにかかわれなかったことを、残念がっているようだ。

アロンソは、路面がぬれた状態でレースがスタートした直後、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)に追突してフロントウイングを傷め、それがもげたために、レースを早々にリタイアした。このレースでは、終盤にベッテルが、1位を走っていたチームメートのマーク・ウェバーをチームの指示を無視して抜いて優勝したことで、ベッテルとウェバーの間にしこりを残す結果となった。

レース後にアロンソは、「面白い場面を逃した」とツイートしている。

「もうあの2人だけを残してくるようなことはしないようにするよ」とアロンソは続けている。

アロンソは、今回の出来事は、すでに分かっていたことの確かな証拠に過ぎないと語っている。

スペインのスポーツ紙『AS』に対し、「びっくりだよね」とアロンソは皮肉たっぷりに話している。「一番ルールを守っているチーム、常に何でも正しく、決して悪いことをしないチームなのに。でも今日は少し真実が見えた」

「フェラーリでは起きないことだ。僕たちは一番団結したチームだから。向こうは自分たちがそうだと言うけれど、違うことが分かったよね」

さらにアロンソは、1周目のベッテルとの接触について怒りを見せた。

「彼(ベッテル)は、コーナーの真ん中でほとんど止まっていたんだ。少なくとも時速10kmは遅かった」

「彼があそこにいてびっくりしたよ」とアロンソは話している。

アロンソは、フロントウイングを傷めたにもかかわらず、交換のためにピットインしなかった。その直後にウイングがもげて、アロンソはグラベルに突っ込んでいる。

「違う手を取るべきだったのに、と言うのは簡単だ」とアロンソは語り、次のように続けた。「ウイングはそれほど傷んでいるように見えなかった。映像で見てもそうだった。だから走り続けることに決めたんだ。3周目か4周目にドライタイヤに替えることになると分かっていたからね」

「リスクを冒して、うまくいかなかった。でも、すごく運が悪かったと思っているんだ」

アロンソは、優勝争いもできたと考えていると話している。

「レッドブルは今週末、それほど印象的じゃなかった」というのがアロンソの意見だ。「彼らは、タイヤの性能劣化に問題があることを承知している。最後の20周になるまでは、メルセデスAMGでさえ優勝争いをしていた」

「表彰台はほぼ確実だったね」とアロンソは自信を見せている。

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