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ケーターハムの排気系は是か否か

2013年02月27日(水)13:35 pm

コアンダ効果を利用した排気システムが規約違反の指摘を受け、ウィリアムズが使用を取りやめたのは先週のことだが、今度はケーターハムが批判の的になっている。

コアンダ効果とは、空気などの流体が物体に沿って流れる現象。ウィリアムズはこれを応用したシステムを開発したが、F1の統括団体FIA(世界自動車連盟)の技術責任者チャーリー・ホワイティングからチームの設計担当マイク・コフランに、規約違反の指摘があったため、このシステムの使用をやめたと報じられた。

しかし、ウィリアムズのパーツは規約の穴を突こうとした工夫の結果であり、コフランは先日、類似したパーツを採用しているケーターハムの手法も「明らかに許容されない」ものだと話している。

これに対し、ケーターハムの広報は「通常プログラムの一環として、シーズン前テストではさまざまなアイデアの評価を行っている」と、問題のパーツがレースに持ち込まれるとは限らない旨を発表した。

しかし、2013年シーズンにケーターハムからF1デビューするギド・ヴァン・デル・ガルデは、チームがこのパーツの使用をあきらめたわけではないと母国オランダの『Formule1(フォーミュレ1)』に明かしている。

「あのパーツは規約に違反していないって聞いているよ。だから僕はなんの心配もしていない」

「(シーズン開幕前合同テストが行われる)バルセロナでも、あのパーツを使うと思うよ」

2013年シーズン開幕前の最後のテストとなるバルセロナテストは、28日(木)から4日間の日程で開催される。

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