ザウバーのリザーブドライバーになったロビン・フラインスが、2013年のスケジュールについてがっかりしていると話した。
2012年にフォーミュラ・ルノー3.5でチャンピオンになった21歳のオランダ人、フラインスは、今年からレースドライバーになったエステバン・グティエレスの後任として、ザウバーの控えドライバーになった。
昨年末にザウバーのチーム代表モニシャ・カルテンボーンはフラインスについて、「これから慎重にF1まで導いて行く」と述べていた。
しかし、オランダの『Formule1』誌によると、フラインスは10日前にザウバーに呼ばれ、2月から始まるシーズン前F1合同テストでの仕事がないことを伝えられて落胆しているという。
「今年はあまりやることがないと思う」というフラインスの言葉が伝えられている。
「1月30日にファクトリーに行く予定だから、もっとはっきりしたことが分かればいいんだけど」
「走らないのは冬季のテストだけじゃなくて、金曜のフリー走行でも使ってもらえそうにないよ」とフラインスはこぼしている。
さらにフラインスは、「それにザウバーにはシミュレーターがないから、それで経験を積むことも不可能だ」と話している。
またフラインスは、昨年12月にメルセデスのDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)マシンをテストしたが、その後メルセデスからは「何も聞いていない」という。
「ほかにできそうなことはほとんどない」とフラインスは明かした。「難しい1年になるんじゃないかと心配だ」
一方、ザウバーの広報担当者は次のようにコメントしている。「ロビンは、技術ミーティングへの出席のほか、エンジニアたちとかかわったり、われわれのフィットネスプログラムに参加したりする機会を得られる」
「それが将来に向けたいい基礎になるだろう」