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デ・ラ・ロサ、アロンソの敬意は「光栄だ」

2013年01月30日(水)9:54 am

HRTのチーム消滅によりシートを喪失したペドロ・デ・ラ・ロサを、フェラーリのテストドライバーに推薦したのは、同じスペイン出身のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だった。2005年、2006年のF1ワールドチャンピオンのアロンソがデ・ラ・ロサと「一緒に働きたい」と主張してくれたことを「とても光栄だ」とデ・ラ・ロサが話している。

フェラーリのナンバー1ドライバーとしてチームをけん引するアロンソが、チームメートを含めたドライバーの決定に関して発言権をもっていることは、以前から言われていた。アロンソとデ・ラ・ロサは、2007年にマクラーレンで同僚として働いており、今回のデ・ラ・ロサのフェラーリ加入には、アロンソからの推薦が大きな役割を果たしたものとみられる。

テストドライバーとしても豊富な経験をもつ41歳のデ・ラ・ロサは、28日(月)にこう語った。

「フェルナンドが僕と一緒にやりたいと言ってくれたことを、ほんとうにうれしく思う。それは彼がスペイン人だからではなく、彼が最高のドライバーだからだ」

フェラーリ加入にアロンソの後押しがあったことを認めたデ・ラ・ロサだったが、フェラーリが新しいシミュレーターを製作していることが契約の決め手になったとの報道は否定した。

「僕が新しいシミュレーターを使えるって? 確かに僕には実力があるけど、そこまですごくないよ!」

「新しいシミュレーターを作る計画はないよ。もう作業は始まっているし、今あるものを進化させる。それで十分だ」

「けれど、2014年は規約が大きく変更になるから、シミュレーターでの作業量が多いことは事実なんだ。F1チームは膨大な量の作業を行うものだ。それは僕が採用された理由のひとつでもある」

アローズ、ジャガー、ザウバー、マクラーレン、タイヤサプライヤーのピレリ、HRTといったチームを渡り歩いてきたデ・ラ・ロサは、多くのドライバーが憧れを口にするフェラーリ加入も、冗談を交えて語るほどの余裕をもって受け止めているようだ。

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