ライコネン「ロータスにはタイトル獲得に必要なものがある」
2007年のF1チャンピオンであり、2012年にロータスからF1復帰を果たしたキミ・ライコネンが、復帰後2シーズン目を迎えるにあたっての抱負を述べた。
Q：ロータスでの2シーズン目を迎えるにあたって、どのように感じていますか？
ライコネン：かなりいい気分だよ。昨年はF1に復帰して、まずまずうまくやれた。今年はロータスF1チームとしては2年目だし、F1では通算11年目のシーズンになるから、何ができそうか、いい考えが持てているよ。きっとワクワクするようなシーズンになるだろうし、いろんなことが話題に上ることになるだろう。僕としては、できる限りのことをやり続けるよ。僕たちのクルマがどれだけ調子がいいか、どれくらいの位置につけられるか、様子を見てみよう。
Q：同じチームで2シーズン目を迎えられることに利点はありますか？
ライコネン：有利だよ。それによって突然にすべてのレースで勝てるようになるというほどのものじゃないけれど、同じチームにいて、僕はチームの仕事のやり方を理解しているし、チームも僕の仕事のやりかたを理解しているというのはいいことだ。昨年は一緒にやる上でのいい方法をすぐ構築することができた。それを今シーズンも続けられない理由は何もないからね。
Q：ドライバーとしてまだまだ学ぶことはありますか？
ライコネン：学ぶことに終わりなんてないと思う。新人だったころに比べれば学ぶことは少なくはなるけどね。自分のことをもう新人だとは思っていないし。昨年は初めて走るサーキットがいくつかあったけど、それらに取り組めるのは常にいいことだよ。僕としてはコース上で実際にサーキットを学べることが一番大きかったね。F1には、小さなことも大きなことも含め、常に変化がある。でもほとんどのことはよく似たものだし、サーキット上でレースをする感覚はほぼ同じだよ。
Q：今年は2年契約の2年目となるわけですが、2014年やそれ以降について考えていますか？
ライコネン：現時点では今シーズン後のことについてまだ真剣に考えていないよ。でも、今シーズンが終わる前には話をすることになるだろう。昨年はF1復帰を楽しむことができたし、2013年シーズンも同じように過ごすことができないと言う理由はない。2014年にはクルマやレギュレーションに大きな変更があるから、それがワクワクするようなものにならないはずがないよ。
Q：今シーズンに向けて、自分自身の目標や目的は定めていますか？
ライコネン：できる限り最高の仕事をすることさ。まだE21（ロータスの2013年型車）を運転していないから、何ができそうだとか、できそうにないとかを言うのは難しいけれどね。昨年のクルマはよかったと思っているけど、みんなはもっと最高のクルマにしようと頑張っているよ
ライコネン：僕もクルマをできる限りよくしていくためにチームとともに頑張るし、メルボルン（F1開幕戦オーストラリアGP／3月17日決勝）ではその最初の結果を確かめることができるだろう。そこから長いシーズンを迎えるんだ。2012年はいいスタートの年にすることができた。2013年は何ができるか楽しみだよ。
Q：チームはタイトルを獲得するために必要なものを持っていると思いますか？
ライコネン：うん、そう思うよ。彼らと仕事をしてきて、彼らがレースをよくわかっていることは明らかだ。それに、かつてタイトルを取った歴史を持っているしね。昨年一緒にやってきて、いつかまたタイトルを取るのは難しいだろうと思わせられたことは何もないよ。もちろん、誰もが勝利したいと考えているし、戦いは非常に厳しいけれどね。このチームはかつてほかのチームをすべて打ち負かしたことがある。またそれができない理由なんてない。
Q：またロメ（グロジャン／チームメート）と一緒に仕事をするのを楽しみにしていますか？
ライコネン：僕たちは昨年とてもいい関係だったし、彼がやる気に満ちて速いドライバーだということは間違いないよ。コース上ではときどきかなり接近したこともあったけど、全く問題はなかった。速さがあり、懸命に頑張るチームメートがいるのはいいことさ。2013年も僕たちはうまくやれると思う。
Q：2012年には自分の力を証明できたと思いますか？
ライコネン：自分自身にではなく、ほかの人たちに対してはそうかもしれないね。自分では、ちゃんとした機会さえ与えられればまだF1でうまくやれるのはわかっていた。それについて疑っていたのはほかの人たちだから。
