F1の最高権威バーニー・エクレストンが、メルセデスAMGの組織変更を後押ししていた。
窮地に立たされているチーム代表のロス・ブラウンの話では、新たにメルセデスAMGを率いることになったオーストリア人のふたり、トト・ヴォルフとニキ・ラウダが、ブラウンとニック・フライ(チームCEO)に代表される英ブラックリーの旧勢力を追い込むなか、今回の権力争いにエクレストンはかかわっていないはずだった。
オーストリア有数のリゾート都市キッツビュールで休暇中のエクレストンは、この組織変更について『Salzburger Nachrichten(ザルツブルガー・ナッハリヒテン)』紙にこう話している。「これでメルセデスAMGが、ますます強く生まれ変わればいいね」
「私は、新リーダーのトト・ヴォルフとニキ・ラウダを信じているよ。斬新なアイデアを持った、新たな人材だ」
「メルセデスAMGは最高のエンジンと優れたドライバー、それに潤沢な予算がある。これでトップ争いできなかったら、私はガッカリだ」