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2013年のF1フランスGP復活は「不可能」

2012年11月30日(金)11:29 am

現役時代に4度F1ワールドチャンピオンに輝いた実績のある元F1ドライバーのアラン・プロストは、自身の母国であるフランスが2013年のF1カレンダーに名を連ねることはあり得ないという一連の報道内容を認めた。

F1フランスGP開催候補地には、以前にもF1を誘致したことがあるポール・リカールとマニ-クールが挙げられていた。F1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)にF1のカレンダー内容の変更を申請する場合は、まずはフランスのモータースポーツ統括団体FFSA(フランス・モータースポーツ連盟)に対してその旨の申し出を行う必要がある。しかし、ポール・リカールとマニ・クールの両サーキットは、その申し出の受付期限を守ることができなかったと報じられている。

プロストはここ最近、ポール・リカールでのF1開催プロジェクトにアドバイザーとして関わっていた。そのプロストに2013年のフランスGP開催の可能性について尋ねてみたところ、「2013年は不可能だ」と返答した。

「期限が過ぎてしまった。われわれは2014年に向けて何ができるかに目を移すことになる。現時点では、2013年(のフランスGP開催)はルール上不可能だ」

なぜ今になってフランスGP復活に向けての努力が水の泡となってしまったのかという質問に対して、プロストは『RMC Sport(RMCスポール)』に次のように答えている。

「2点ある。第1に、(F1の最高権威者である)バーニー・エクレストンがこれ以上ヨーロッパでのレース開催を望んでいないこと」

「それと、もちろん財政面だ」

しかし、ポール・リカールの責任者であるステファン・クレールはすぐさまプロストとは正反対のコメントを『RMC Sport(RMCスポール)』に発している。クレールはプロストと面会して、それらについてのミーティングを30日(金)に行うとのことだ。

クレールは、フランスGPのプロジェクトが12月の前までに承認される「義務はない」と主張している。また、エクレストンによる開催地の「最終期限など存在しない」とも述べている。

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