3年連続でF1のチームタイトルを獲得したレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ライバルであるマクラーレンが来シーズンは弱体化するだろうと考えているようだ。
今週、イギリスの新聞には、次のようなホーナーのコメントが紹介されている。
「マクラーレンはルイス(ハミルトン/現マクラーレン)が抜けることで弱くなる」
「彼ら(マクラーレン)もそれは認めざるを得ないと思う」
同時に、ホーナーは、2008年のF1チャンピオンであるハミルトンの加入によって、メルセデスAMGは間違いなく強敵になるだろうとも述べている。
だが、2013年もF1における勢力図が劇的に変化することはないだろう、というのが大方の見方だ。来シーズンはルールの大幅な変更もない。さらに、間違いなく、多くのチームでは劇的な変化に直面することになる2014年シーズンのほうに、より意識を集中しているという事実がそこにあるからだ。
元トロ・ロッソのドライバーであり、2012年シーズンはピレリのテストドライバーを務めたハイメ・アルグエルスアリは、スペインの『AS』紙へ次のように語っている。
「僕は、2013年のタイトルも、49パーセントくらいの確率で、すでにレッドブルが勝ったも同然じゃないかと思っているよ」
レッドブルとセバスチャン・ベッテル(レッドブル)はフェラーリを抑えて2012年のタイトルを勝ち取ったが、マクラーレンの力もあなどれないものだった。
2012年シーズンの最終戦であるF1ブラジルGPで優勝を飾ったジェンソン・バトン(マクラーレン)も、次のようにコメントした。
「僕たちはこのクルマで(2013年シーズンに)臨むことになるけれど、ルールは何も変わらないから、いい形で今シーズンを終えることができたよ」
さらに、ハミルトンの離脱によりマクラーレンが弱体化するとのホーナーの発言を受け、バトンは『Independent(インデペンデント)』へ次のように語っている。
「メルセデスAMGはすごく速いドライバーを手にいれることになる」
「ハミルトンはメルセデスAMGの力になるだろうね。でも、彼らはまだ大変な仕事を抱えているよ」