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トヨタ、WEC最終戦の上海6時間で今季3勝目

2012年10月29日(月)7:00 am

WEC(世界耐久選手権)最終戦の上海6時間の決勝が29日(金)に行われ、トヨタの7号車TS030ハイブリッドを駆るアレックス・ブルツとニコラス・ラピエールが今季3勝目を記録した。

WEC(世界耐久選手権)最終戦 上海6時間。

予選でポールポジションを獲得していたトヨタは、決勝でも速さを維持して2位の2号車アウディR18 eトロン・クワトロに58秒の差をつけて優勝した。佐藤琢磨が所属するOAKレーシング15号車は14位、井原慶子の所属するガルフ・レーシング29号車は27位でレースを終えた。なお、SUPER GTの最終戦と日程が重なったため、トヨタの中嶋一貴は今回、参戦していない。

この結果、アウディ1号車のマルセル・ファスラー/ブノワ・トレルイエ/アンドレ・ロッテラー組がWECの初代王者に輝いた。トヨタのラピエールとブルツは、全8戦中6戦のみの参戦ながら、ドライバーランキングで3位に入った。

表彰台では、かつてトヨタF1でチーム代表を務め、現在はトヨタ自動車研究開発センター(中国)有限会社の社長になっている山科忠氏が、チームを代表してトロフィーを受け取った。

アレックス・ブルツ
「素晴らしいレースだった。100%完ぺきな週末で、金曜日からやって来たことがすべて正しく働いた。テレビを見ていた人には楽なレースに見えたかもしれないが、ニコラス・ラピエールも私も全力を出し切った。簡単なレースなど無いが、今日のレースはトヨタのために勝利し、チームのメンバーすべてに冬に向けてやる気を出して欲しいと願って頑張った。とにかく今日は最高だった。中嶋一貴も、ここにいて欲しかった。今年を振り返ってみると、素晴らしいシーズンだったと言える。シーズン序盤は意気込みやパフォーマンスにも波があったが、日々ステップアップして行った。そのおかげでシーズンを勝利で終えることができた。

ニコラス・ラピエール
「素晴らしい週末だった。最初の公式練習から最後までわれわれは最速だった。TS030 HYBRID #7は絶好調でレース中プッシュし続けることができた。トヨタ・レーシングの全員が素晴らしい仕事をした。チームの一員として、アレックス・ブルツや中嶋一貴と一緒に仕事ができたことがうれしかった。最初はTS030 HYBRIDやエンジン、ハイブリッドシステムだけでなく、チームでさえも真新しかったが、シーズンが進むにつれて進化した。もちろん大変な仕事だったが、チームの努力の賜で、そのおかげで最高のシーズン終盤を迎えることができた。われわれのペースは来年に向けてやる気を起こさせるに十分だったが、これからの冬の間も、アウディの反撃に備えて手を休めるわけにはいかない」

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