レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、マクラーレンのルイス・ハミルトンが2013年からメルセデスAMGで走る事になったことについて、「とても驚いた」と話している。
スペイン紙『El Pais(パイス)』に、ハミルトンの移籍についてどう思うかと聞かれたベッテルは、「とても驚いたけれど、なぜハミルトンがそうしたのかは理解できるよ。外から判断するのは難しいけどね」と答えた。
また、ハミルトンはメルセデスAMGのマシンに乗っても同じくらい「危険な存在」になり得るのではないかと尋ねられたベッテルは、「それは見てのお楽しみだね」と返答し次のように続けた。
「ルイス(ハミルトン)は良いチームに移籍したと思う。いいコンビネーションになると思うよ。だから、ルイスが来年のチャンピオン争いには関わらないだろうとは言えないね」
しかしベッテルは、同じくドイツ出身で友人でもあるミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が引退復帰後の3年間で輝きを取り戻せなかった事についてはチームを批判している。
「(シューマッハの引退は)F1にとって大きな損失だよ。でも僕はメルセデスAMGがトップクラスのチームではなかった事が原因だと思うよ。だっていいクルマに乗せたら速くないわけがないんだからね」とベッテルは語っている。