元F1ドライバーで、現在はドイツテレビ局の解説者を努めているクリスチャン・ダナーが、ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)は確実に2013年もF1に参戦しているだろうと予想している。
1991年にF1デビューを果たし、2006年に引退するまでの間に7度の世界王座と91勝という前人未到の記録を打ち立てたシューマッハは、2010年にF1復帰を決意した際、メルセデスGP(現メルセデスAMG)と3年間の契約を交わした。
その契約も今シーズンで満了を迎えるが、チーム、そしてシューマッハの両者は未だに2013年以降の契約延長で合意に至っていない。
しかし、メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長のノルベルト・ハウグはシューマッハとの契約延長に関しての質問を受けた際、「スパ(ペルギーGP開催地)で、発表があるとは思わない」と答え、憶測を加速させた。
一連のうわさによると、シューマッハは新しい2年間の契約にサインすることもできるという。すると、シューマッハは45歳になっても、過酷なF1世界選手権に身を置くことになる。
年齢について尋ねられたシューマッハは今週、『DPA通信』に対し「年齢は契約に何の関係もない」と述べた。
そして、「なんであれ、僕たちはもうタイトル獲得に向けて争っていないから、現時点ではそれ(タイトル)は話題にはならない。残念だけどね」とつけ加えた。
1980年代中頃のF1に参戦し、今はドイツの『RTL』局の解説のために各レースを追っているダナーは、「きっと、今頃はすでに決定が下されていると思う」とシューマッハの現役続投を予想している。