ドライバーのフェルナンド・アロンソがチャンピオン争いで首位にいるフェラーリが、ピット作業でも最速であることが分かった。
これは、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌がまとめたもの。2012年前半11戦のタイヤ交換にかかった時間の平均でフェラーリはトップで、現在チーム別ランキングで首位のレッドブルが2位。フェラーリはレッドブルに対して0.2秒弱速かった。
1年前の同じ調査でフェラーリは「中団グループ」に過ぎなかったため、ピット作業が大きく進歩したと言える。
これに対して、2011年に最速だったメルセデスAMGは、1位のフェラーリに対して0.3秒強遅いタイムで、フォース・インディアに続く4位にとどまった。
マクラーレンは、ドイツGPのピット作業で2012年最速タイムを出しているが、平均ではフェラーリに対して0.7秒以上遅く、トロ・ロッソに次ぐ6位だった。
予算の少ない小規模チームは、ピット作業でも下位に沈んでいる。ケーターハムはトップから1.75秒差の9位で、マルシャ(2.28秒差)とHRT(3.28秒差)が最後方につけた。
小林可夢偉が所属するザウバーは、ケーターハムより遅い10位で、トップより平均で1.76秒遅いタイムだった。