ロータスの控えドライバーであるジェローム・ダンブロシオが、今週末に行われる母国ベルギーGPで金曜日のフリー走行に出走しないことを明らかにした。
ベルギーの通信社『Belga(ベルガ)』によると、ヴァージン(現マルシャ)からF1出走経験のあるダンブロシオはシーズン当初、グランプリ週末の1日目である金曜日午前のフリー走行1回目に出走できるかもしれないと語っていた。
しかし今回ダンブロシオは、ベルギーGPでは出走しないと話した。ベルギーの『De Morgen(モルゲン)』紙が伝えている。
「これは、一緒に話し合って出した結論だ」
「僕に機会が与えられることはない。もし僕がチームの首脳でも、同じ決断を下したと思う」
「ロータスは今コンストラクターズ選手権(チーム別ランキング)で3位、レッドブルとマクラーレンの次だ」とダンブロシオは決定の理由を説明している。「マクラーレンまではたった1ポイントだし、今はフェラーリより前につけている」
「だから当然、すべて変わってくる。今は、1分1分、どんな小さな点も重要なんだ」
「今僕は、ファクトリーで重要な舞台裏の仕事にかかわっているよ」
またダンブロシオは、今年のうちに別のレースで金曜フリー走行に出走する機会が与えられるかどうかは分からないと話した。
「僕たちは、1レースごと、すべての点をチェックしている」とダンブロシオは語った。「今シーズン末で僕の契約は切れるけれど、いくつか(可能な)選択肢があるよ」
「第3ドライバーとしての仕事ぶりで、僕への信頼は高まっているはずだ」