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ライコネンの残留を願うロータス代表

2012年07月31日(火)9:25 am

ハンガリーGPのパドックを駆け巡った「キミ・ライコネン(ロータス)のフェラーリ復帰」のうわさに、ロータスでチーム代表とマネジングディレクターを兼任するエリック・ブーリエが反応を見せた。

グランプリ期間中パドックをにぎわせたライコネンのフェラーリ復帰のうわさに火を注いだのは、ほかならぬライコネンの発言だ。ライコネンは29日(日)に、フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモーロと自身の対立はそれほど大きな障害にならないだろうと話した。2007年からフェラーリに加入したライコネンは、2009年シーズン末に1年間の契約を残しながら離脱し、世界ラリー選手権(WRC)に参戦する道を選んだのだ。

「もしかしたら、もっといい形をとることができたかもしれないけれど、人生は続くものだし、この先何が起こるかは誰にもわからない」

そう話すライコネンとロータスは、2年間の契約を結んでいるとこれまでは考えられていた。

ロータスのチーム代表ブーリエは『MTV3』にこう語っている。「いつだってうわさはたくさんあるものさ」

「われわれはキミと2年契約を結んでいるが、どんな契約にもオプションというものがある」

「キミはロータスで満足してくれていると信じている。そして、フェラーリでの経験は最高だったとは言いがたいと思っている」

そう話すブーリエは、ライコネンは2013年もロータスに残留するのが賢明だと考えている。

「アロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)よりも、グロジャン(ロメ・グロジャン/ロータス)と組むほうが楽なはずだ。今のチームでナンバー1ドライバーになれる可能性があるのに、キミがわざわざフェラーリのナンバー2になろうとする理由がない」

ライコネンのフェラーリ復帰のうわさをさらに加速させたのが、フェリペ・マッサ(フェラーリ)のシート喪失説だ。マッサは2012年シーズン末でフェラーリとの契約が切れるが、フェラーリは契約延長のオプションを行使しなかったと伝えられている。

マッサとの契約更新について、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリはハンガリーGP決勝が行われた29日(日)に次のように語っている。「フェリペにはこの先、彼にとって重要になるレースがあることを、本人もよくわかっている」

また、ライコネンのフェラーリ復帰については「常に候補に挙がっていた案だ。キミはとても特別なドライバーだから」と話している。

マッサがこのうわさについてどう感じているか、母国ブラジルの『Globo(グローボ)』が直接質問を投げかけている。それに対するマッサの返答は次の通りだ。

「たしかに、今シーズンの僕はあまりうまくいっていない。だけど、今日(ハンガリーGP)はこれまでよりもいい感触を得ているんだ」

「僕の契約状況は不透明だけど、話すことは何もないよ」

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