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フェルナンド・アロンソを称賛するライバル勢

2012年07月09日(月)10:20 am

競争力の怠るクルマで2012年F1の選手権争いをリードするフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が、関係者のあいだですこぶる高評価だ。

開幕当初は、まったく走らないF2012(2012年仕様車)に手を焼いていたフェラーリだったが、技術陣がマシンの弱点を洗い出すにつれ、アロンソの走りは切れを増すばかりだ。

開幕戦オーストラリアGPこそ他チームに歯が立たなかったものの、それでも5位でフィニッシュ。また、第8戦ヨーロッパGPで、今季2勝をあげたアロンソは全戦でポイントを獲得している。

シーズン折り返しへきて、アロンソはタイトル争いで他のドライバーを実に20点もリードしたまま、イギリスGPを迎え、雨で一時中断となった予選でトップタイムを記録し、約2年ぶりにポールポジションからスタートした。

こうしたアロンソの充実ぶりに7日(土)、珍しくF1パドックを訪れたかつてのウィリアムズ共同オーナー、パトリック・ヘッドは、『Auto Bild Motorsport(アウト・ビルド・モートアシュポルト)』にこう語っている。「アロンソの仕事ぶりは、今のF1グリッドで一番だね」

ライバル勢からの称賛はこれにとどまらない。メルセデスAMG代表ロス・ブラウンは、シルバーストンで『Guardian(ガーディアン)』に次のように話す。

「アロンソは、どんな歴史的ドライバーにも引けをとらないね。勝てるはずがないレースに勝ってしまうのは偉大なドライバーの証しだ」

「マシンに恵まれていないにも関わらず、アロンソは選手権でトップに立っている。彼の実力が、そうさせたんだ。ドライバーとしての資質を如実に表しているよ」

アロンソの素晴らしさは、レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーも認めざるをえないところだ。セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がヨーロッパGPで圧倒的な速さを見せたにも関わらず、ホーナーはアロンソを“明らかな”ライバルとみなしている。

アロンソと戦うドライバーたちも意見は同じである。

ヘイキ・コバライネン(ケーターハム)は次のように語った。「どのサーキットでも、どんなコンディションでも必ず目にするのは、先頭争いをするフェルナンドだ。いつだってそうさ」

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