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2013年の移籍を否定しないセルジオ・ペレス

セルジオ・ペレス（ザウバー）は移籍を選択肢から完全に外してはいないようだ。フェリペ・マッサ（フェラーリ）の後任として、移籍するのではないかといううわさが広がっていたが、シーズン中にフェラーリに移ることはないと、今季中での移籍をすでに否定している。

しかし、ペレスは2013年以降についての契約は決まっておらず、交渉については扉を開いたままのようだ。

「マレーシアでは、2位を勝ち取ったというより、勝利を逃したという気持ちがあるけれど、もう一度あのレースをやり直せたら、僕は勝てると思うんだ」とドイツ紙『Auto Bild（アウト・ビルト）』に語っている。

一時は、スポンサーの持参金でF1のシートを確保する“ペイドライバー”と見られていたが、今はフェラーリ育成プログラムの精鋭で、メキシコの大富豪のカルロス・スリムを後ろ盾に持つ優勝候補者という見方に変わった。

「トップチームのトップドライバーたちと戦えると感じる瞬間がいずれやってくる。僕にとってはそれが理論的な次のステップだね。（ザウバーは）とても居心地が良いけれど、早くレースに勝ちたいんだ」と付け加えた。

また、スリムの後押しがあることをペレスは認めている。「僕がどうするか（スリムと）一緒に決めるんだ。シーズンの後の方になったら、僕の未来と選択肢について話し合いたいと言ってあるんだ」とペレスは締めくくった。