このところ成績の振るわなかったフェリペ・マッサ(フェラーリ)が、27日(日)に決勝が行われたモナコGPで自身のキャリアを救う走りを見せた。
2012年シーズン開幕以前から不調が続いていたマッサは、今シーズンが始まってからも悪夢のような成績しか残せておらず、モナコGPで結果が出なければレースシート喪失の危機に立たされるともうわさされていた。
まさにがけっぷちのマッサだったが、モナコGP予選では、今季も安定して好成績を残しているチームメートのフェルナンド・アロンソとのタイム差が0.1秒以内だった。また、決勝でも優勝したマーク・ウェバー(レッドブル)を視界におさめながらのゴールを果たしている。
ようやく復活の兆しが見えてきたマッサについて、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリも、「フェリペは週末の間ずっと素晴らしく、積極的な走りを見せてくれた」とご満悦な様子で、次のように加えた。
「結果が求められていたところだったから、フェリペにとってよかったと本当に思う。フェリペのシーズンはここから再スタートだ」