佐藤琢磨、インディ500で着用するチャリティー・ヘルメットのデザイン決定
アメリカの最高峰カテゴリー、インディカーへ参戦する佐藤琢磨が行っていたヘルメットデザインのチャリティー企画で最優秀作品が決定。琢磨が今年のインディ500で着用するヘルメットが決まった。
最優秀作品に選ばれたのは、東京在住の松本律子さん、麻衣子さん親子によるデザイン。琢磨は、5月27日（日）に決勝が行われる今年のインディ500でこのヘルメットを着用し、今年末にチャリティーオークションへこのヘルメットが出品される。収益金はすべて、琢磨が立ち上げた震災復興プロジェクト「With you Japan」へ寄付される。
松本さん親子は、今回のデザインについて次のように語っている。
「コンセプトは、日本の復興～With you Japan～です。波に打ち勝つ桜の大木が、未来に向けて、花を咲かせている感じを表現しました。さらに、頂点に向けて星を瞬かせ、日本の希望を乗せて、琢磨さんに力強く走ってもらいたい。そんな願いを込めて、母・娘でデザインしました」
「この度は、私たちのデザインを選んで頂き、ありがとうございます。私たちがヘルメットのデザインに込めた思いが伝わり、“With you Japan”のチャリティーにも貢献できるので、本当にうれしく思っています。世界三大レースのひとつであるINDY500で、琢磨さんが使用されるのはもちろんのこと、ファンとしては、琢磨さんの命を守る大切なヘルメットのデザインですので、大変光栄です!! これからも、ずっと応援しています」
また、琢磨は次のようにコメントしている。
「チャリティー・ヘルメットへのデザインに参加して頂いた皆さん、本当にたくさんのご応募をありがとうございました」
「心温まるデザインから、力強い意志を感じるもの、洗練されたデザインなどなど、どれも素晴らしい作品ばかりで、ひとつだけを選ぶのは大変な作業でした。そのなかで明確なコンセプトと強いメッセージ性を感じた松本様の作品、母と娘でデザインされたこのヘルメットに、とても感銘を受けました」
「自然界の脅威、巨大なエネルギーを持つ波に打ち勝つ桜の大木と、人々の希望を乗せた桜が力強く、たくさんのやさしさに包まれて描かれています。そして頂点に向かって星を輝かせたという壮大なストーリーが、大好きなブルーを基調に描かれていてとても気に入りました。海水をかぶっても被災地に花を咲かせた桜の木々。本当に大きな希望を感じます」
「皆さんの作品すべてに感動し、たくさんのやさしさと応援の気持ちを感じました。あらためて応募して頂いた皆さんに感謝します。INDY500ではこのヘルメットをかぶり、持てる力のすべてを出して走ります!!」
