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不振のフェリペ・マッサに母国から擁護の声

2012年04月26日(木)12:22 pm

成績不振からシート喪失もささやかれているフェリペ・マッサ(フェラーリ)を、著名なブラジル人コメンテーターのリジナルド・レメが擁護している。

フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリも、マッサのフェラーリドライバーとしての立場が危ういことを認めており、所属チームに関わらず来年もF1に残りたいのであれば、もっといい走りをするべきだろうと話している。

しかし、レメはマッサの不振の原因はフェラーリの2012年仕様車F2012にあると指摘する。

「どんなドライバーであれ、スランプの理由を説明するのは非常に難しい」とレメが『Redacao Sportv(ヘダサオ・スポルTV)』で述べている。

「このクルマは本当にひどい。アロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)が常にポイントを取れているのは、単純にアロンソが現世代で最高のドライバーのひとりだからだ」

「(アロンソのように)クルマの力を引き出すのは、どんなにいいドライバーでも無理だ」

「そういうことがマッサに起きているんだと思う」

5月1日(火)から始まるムジェロテストでは、スペインGPスペックと呼ばれる大幅な改良を施したフェラーリのクルマをマッサも走らせる予定だ。3日間のテストのうちマッサが担当するのは2日目となる2日(水)のみで、1日(火)と3日(木)の走行はチームメートのアロンソが担当する。

また、4戦を終えて所属チームすらも異なる4人の勝者が生まれている2012年のチャンピオンの行方についてレメは、今季の選手権ではこれまでになく一貫性が重要になると話している。

「ウェバー(マーク・ウェバー/レッドブル)を見るがいい。4戦中4戦で4位になって、選手権では3位になっている。ハミルトン(ルイス・ハミルトン/マクラーレン)は3回3位になり、選手権争いに加わっている」

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