大きな論争を伴いながら今月22日に開催されたバーレーンGP。主催者が公式に発表した日曜日(決勝)の観客数に対して、権威ある専門誌が疑問を投げかけている。
サヒールのバーレーン・インターナショナル・サーキットは、2010年以来2年ぶりに開催されたバーレーンGPの有料入場者数が28,000人だったとしている。しかし、『Reuters(ロイター通信)』の記者アラン・ボールドウィンは、「もっと少なかったように見えた」と書いている。
ちなみに、同サーキットの収容可能人数は46,000人だ。もし主催者の発表が正しいものだとすれば、少なくとも観客席の半数以上は埋まっていたことになる。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、ビアンカ・レパートとミハエル・シュミットによってまとめられた記事の中で、日曜日のグランドスタンドはガラガラだったとし、「レースが始まる30分前であれば、ドライバー全員がグランドスタンドにいるすべての観客一人ひとりと握手をすることができただろう」と伝えている。
『Reuters(ロイター通信)』のボールドウィンもこれに同意し、次のように続けている。
「F1ドライバーたちはいつものようにサーキットでトラックの荷台に乗って(ドライバーズ)パレードを行ったが、彼らは誰も座っていない席に向かってただ手を振っていた」