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F1フランスGP復活発表はまだ行われないとの報道も

2012年03月30日(金)15:48 pm

最近、30日(金)にもフランスのフランソワ・フィヨン首相によって2013年よりF1フランスGPが復活するとの発表が行われるだろうと伝えられたばかりだが、最新の報道によると、どうやらそれは早まった考えだった可能性も出てきているという。

『Parisien(パリジャン)』紙は29日(木)、フィヨン首相が30日(金)に予定しているポール・リカール・サーキットへの訪問は、フランスGP復活に向けて長期間にわたって行ってきた交渉が成功に至ったことを確認するためだとしていた。

その交渉とは、ポール・リカール・サーキットがベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットと1年おきにレースを交互開催するというものだ。

しかし、フランスのラジオ局『RMC』は、ベルギーでは“まだ交互開催に向けた準備が整っていない”と次のように主張している。

「もしフランスが1年おきにグランプリを開催できるという契約を得たとするならば、それはベルギーGP主催者からではないだろう。彼らはまだ(スパ・フランコルシャンが所属している)ワロン州政府へ送るための書類を待っているところだ」

『RMC』はさらに、スパ・フランコルシャン側の対応が遅れている原因は、9月2日に決勝が予定されている今年のベルギーGPの開催権料の支払いに問題を抱えているためだとも伝えている。

フランスの『Sport-Auto(スポール・オト)』誌もこの見方を支持しており、フィヨン首相が30日(金)にフランスGP復活の声明を発表することはないだろうとみている。

フィヨン首相と密接な位置にいるある政府高官は、『AFP通信』に対して“首相は(ポール・リカール)サーキットを訪問する。だが、2013年にF1カレンダーにグランプリが復活すると発表することはないだろう”と語ったという。

さらに、その政府高官はF1の最高権威者であるバーニー・エクレストンが2013年から1年おきにフランスGPがF1カレンダーに加えられることを“原則として”承認したとも語っている。

だが、その報道は“(交互開催の対象となるグランプリは)ベルギーである必要はない”とも付け加えている。

30日(金)の『Nice-Matin(ニース・マタン)』紙に掲載が予定されているフィヨン首相のインタビュー記事の中で、フィヨン首相はグランプリの開催はフランスにとって非常に重要であるとしながら、次のように語っている。

「バーニー・エクレストンが今われわれに契約書の草稿を送ってくれたところだ。これが何か月も前に始めた交渉の結果だ。今われわれは話し合いに向けた具体的な基準を手にしている」

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