マレーシアGP決勝は激しい雨のために赤旗が出され中断となったが、F1関係者2人がその判断を支持した。
レースが始まって9周で、F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)で安全面なども担当するチャーリー・ホワイティングはレース中断を指示した。雨でコース上の水量が増し、川のような状態になっていたからだ。レース再開には1時間近くかかった。
「今日のレースは楽しかったかい? それとも、50分も赤旗中断で楽しめなかったかな?」と元F1ドライバーで現在はテレビ解説を務めるマーティン・ブランドルがツイッターにつぶやいた。
フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは、ホワイティングの判断を支持した。
「もう運転できないと無線で叫んでいたよ。(チームメートの)ポール(ディ・レスタ)も同じことをしていた」というヒュルケンベルグの言葉をドイツ誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えた。
フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリも同じ考えだ。
「コース上のいたるところで小さな川や水たまりができていた。それに視界の悪さも大きな問題だった。とにかくあまりにも危険だった」とドメニカリは話した。