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新コンコルド協定の協議にFIAも参加

2012年03月27日(火)13:37 pm

2013年以降の新しいコンコルド協定が合意にいたるまでにはまだ残る問題がある、というのが有力な見方だ。

コンコルド協定とは、F1チームとF1の商業権管理会社FOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)、そして統括団体FIA(国際自動車連盟)の3者によって結ばれている協定で、F1の運営方法や収益の分配方法などが規定されている。現行の協定は2012年末が期限となっており、チーム側が新協定での商業収入分配の増額を求めるなど、新協定締結に向けた交渉に注目が集まっていた。

FOMのCEOでF1の最高権威者であるバーニー・エクレストンが大半のチームと新たな商業契約を結んだと発表し、大きく報道されたが、フランスの『Auto Plus(オト・プリュス)』の有名コメンテーター、ジャン・ルイ・モンセは、まだ重要な問題がひとつ残っており、その点については報道されていないと述べた。

モンセは「FIAとジャン・トッド会長がよこした回答には、協定についてはまだ協議中でそれにFIAも加わっている、とある」とコラムに書いている。

また、「こうした問題は非常に複雑なので、勝手な推測をしないのが一番だ」とも述べている。

だが、すでに様々な憶測が流れている。なかでも詳細が明確なのが、FOMの主要株主である英投資会社CVCキャピタルパートナーズが、所有しているF1株式の一部売却を検討しているというものだ。

一方、マレーシアGPではチーム代表からこうした動きに対して消極的なコメントも聞かれた。マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、株式公開について「F1の発展を考えてのものではない」と批判した。

ケーターハムのチーム代表トニー・フェルナンデスは「もっとよく分かるまでは、反対してもしょうがない」と述べたと『AFP通信』が伝えた。

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