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エイドリアン・ニューイとの決別を悔やむウィリアムズ

2012年02月29日(水)5:05 am

ウィリアムズのチーム代表フランク・ウィリアムズが、F1界で最高のエンジニアとも言われるエイドリアン・ニューイ(現レッドブル最高技術責任者)と10年以上前にたもとを分かったことは失敗だったと認めている。

空力の専門家として知られるニューイは、かつてウィリアムズに在籍していたものの、ジャック・ビルヌーブが同チームでF1王者になった1997年のシーズン中に移籍。ウィリアムズにとっては、これが最後のタイトル獲得になっている。そして、その後ニューイはマクラーレン、レッドブルで王座を勝ち取り、F1最速マシンを造り続けてきた。

一方のウィリアムズは、2004年以来勝利に見放されており、昨年はチームランキング9位という悲惨な成績に終わっている。ウィリアムズ代表はニューイについて、『F1 Racing(F1レーシング)』誌へ次のように語った。

「彼(ニューイ)はチーム株式の所有を望んでいたが、私はそのときは彼に株を与えたくなかった。今になって思えば、あれは間違いなく、失敗だったんだろう」

ウィリアムズ代表は、昨年のクルマには十分な競争力がなかったと認め、だからこそチームの組織改革を行ったほか、エンジンをコスワースからルノーへ変更したと話している。

「(昨年のクルマは)ほとんどすべての部分において物足らなかったが、特に最も重要な部分が完全に欠けていた。それは空力だ。それに馬力も少し足らなかった。要は、速いクルマじゃなかったということだ」

さらにウィリアムズ代表は、2012年も引き続きチームにとって欠けているひとつの要素があることを認め、次のように続けた。

「彼(ニューイ)のような人はほかにはいない。エイドリアンは非常に卓越した人物だ」

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