先週にバルセロナで行われたテストで4日間通算の最速タイムを記録した小林可夢偉(ザウバー)。まだテスト段階とはいえ、可夢偉への期待が高まってしまうが、可夢偉本人は「優勝や表彰台を本気で目指してはいません」と語った。
可夢偉がバルセロナで記録したトップタイムについて、『Blick(ブリック)』のベテラン記者であるロジャー・ブノワは、それをまともに受け止めることはできないと伝えている。
「同じタイヤで同じときに走っていたとき、ロズベルグ(ニコ・ロズベルグ/メルセデスAMG)はザウバーの日本人ドライバー(可夢偉)よりも1周につき1秒速く走っていた」
「テストでは本当のことはめったに明かされないものだ。もし彼らをうそ発見器にかけたら、すべて爆発してしまうだろう」
可夢偉本人も「マクラーレンやレッドブルが遅いとは思わない」と語り、『The Sun(サン)』へこう加えた。
「僕たちは優勝や表彰台を本気で目指してはいません。まだちょっとそこまで手が届きませんね」