ダニエル・リカルド(RB)がすでにF1で最後のレースを終えた可能性があるという噂が広がっている。今週、レッドブルがセカンドチームであるRBのドライバー計画を発表する準備を進めており、その計画はシンガポールGPから始まるかもしれない。噂によると、35歳のリカルドに代わり、リアム・ローソンがすぐにレースに出場することになりそうだ。
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F1アゼルバイジャンGP後、オランダのリック・ウィンケルマン記者は、複数の情報源から「ローソンが確実にシンガポールで走る」との情報を得たと語っている。「ローソンの契約には、今年少なくとも5レースを走る必要があると書かれているようだ」とウィンケルマン記者はは『Ziggo Sport』でコメントしている。
■マルコ博士も「9月」というヒント
レッドブルのF1アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士も、RBのドライバーラインナップについて質問を受け、「計画はあるが、シンガポールまで待つ必要がある。9月に入れば、はっきりとした状況が見えてくるだろう」と『Viaplay』に語った。マルコの「9月」という言葉は、ニュージーランド出身のローソンがレッドブルと結んでいるF1契約の条項に関連していると考えられている。
■元レッドブルドライバーが振り返る
元レッドブルドライバーのロバート・ドーンボスも、ローソンが2024年に少なくとも5レースに出場する契約をしている可能性は十分にあると述べている。
「その可能性は高い。私もレッドブルで同じような契約をしていたからね」とドーンボスは説明し、2006年シーズンの終盤でクリスチャン・クリエンがシートを失ったときのことを引き合いに出している。
また、オランダのF1コメンテーターであるオラフ・モルは、もしリカルドがF1から引退することになったとしても、個人的には悲しくないと述べている。「彼はもう終わった。バルテリ・ボッタスも終わったし、ジョウ・グァンユも同じだ。これは現実なんだ」とコメントした。
F1シンガポールGPで、リカルドとローソンの去就が注目されることになりそうだ。