レッドブルの2つ目のF1チームであるイタリア拠点のアルファタウリF1は、将来的にイギリスの施設で活動することになると現チーム代表のフランツ・トスト(67歳)が発表した。
●【2023F1第10戦オーストリアGP】全セッションのタイム、周回数
2024年からはローラン・メキース(現フェラーリ)とピーター・バイエル(元FIA)がファエンツァを拠点とするチームのボスとして後任を務めることになる。
長年のボスであるトストは、来年はどうするのかと聞かれた時、『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙にこう答えた。
「まだ決まっていないよ。たぶん、アドバイザー的な役割にとどまるだろう」
しかし、アルファタウリのほかの従業員たちは現在、イタリアからイギリスへの引っ越しを検討しているのかもしれない。イギリスには、ミルトンキーンズにあるレッドブル・レーシングを含め、ほかのF1チームのほとんどが本拠地を置いている。
「我々は現在、イギリスにより大きな施設を建設中だよ」とトストは明かした、
「しかし、ファエンツァの土地を手放すことはない」
「しかしながら、我々はすべての従業員に、自分に合った場所で働く機会を与えたいと考えている。F1では時間以外はほとんど何でも買うことができる」
トストにとって現在の目標は、アルファタウリ(来年には新社名となる)を新しい時代に移行させる準備をすることだ。
「間違いなく、私の人生で最も偉大な部分だった。そして今、私にとって重要なのは、チームをきちんと引き継ぐことなんだ」
「ポイント圏内を走れるよう、適切なクルマをドライバーたちに提供することが我々の役目だ」。