マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が、F1史上最年少チャンピオンとなるチャンスを失ったことを気にしてなどいないと主張した。
2015年に17歳という若さでトロロッソからF1デビューを飾ったフェルスタッペンは2016年シーズン途中でレッドブルに昇格し、これまでに数々のF1最年少記録を塗り替えてきた。
だが、2014年にパワーユニットとも呼ばれるハイブリッド方式F1エンジンが導入されてからはメルセデスがライバルたちを圧倒する日々が続いており、フェルスタッペンもF1タイトル争いに加わることはできなかった。
そして、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が持つF1史上最年少チャンピオン記録を破る最後のチャンスとなった2020年シーズンだったが、今季もやはり最強メルセデスと対等に争うことはできなかった。
先週末にイモラ・サーキットで行われた2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGPをリタイアで終えたフェルスタッペンと、このレースで今季9勝目をあげたルイス・ハミルトン(メルセデス)とのポイント差は120に拡大。仮に残り4戦全てでフェルスタッペンが優勝し、ハミルトンが全てのレースをノーポイントで終えても、逆転は不可能となってしまった。
F1史上最年少チャンピオンという称号を得るチャンスを失ったフェルスタッペンだが、このことに関して質問されると次のように答えた。
「そういう記録は、今の僕にはそれほど重要ではないんだ」
「自分のキャリアにおいてそういうことに焦点を合わせるのはまだ早すぎるよ。もし僕に最高のクルマがあれば、記録は自然に付いてくるだろうからね」
とは言え、先ほども書いたように、フェルスタッペンはすでにF1で多くの最年少記録を塗り替えている。現時点でフェルスタッペンが持つ最年少記録は次の通りだ。
・F1最年少ドライバー記録
・F1最年少ポイント獲得記録
・F1最年少選手権リーダー記録
・F1最年少表彰台記録
・F1最年少優勝記録