かつてマクラーレンで2度F1チャンピオンに輝いたミカ・ハッキネンが、マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)に関しては自分が「間違っていた」と認めた。
昨年、レッドブルが当時まだ16歳だったフェルスタッペンと契約し、トロロッソから17歳でF1デビューすることになると発表したとき、ハッキネンは「17歳でF1が戦えるはずがない」と語り、次のように続けていた。
「マネジャーとしても父親としても、私だったらそんなに若いドライバーをF1でレースをさせることなど絶対にしないだろう」
しかし、デビュー後4レースを経験したフェルスタッペンは、すでにF1最年少ポイントゲッターとしての記録も打ち立て、今では新たな(アイルトン)セナになれる可能性さえ秘めていると称賛されている。
昨年の8月に自分が行ったコメントを振り返りながら、ハッキネンは4日(月)にスペインの『Marca(マルカ)』に次のように語った。
「私は17歳でF1デビューしようとした者に対して否定的な意見を述べた。だが、よろこんで自分が間違っていたと認めるよ」
「これは、時代が変わったことを示すいい例だね」
「F1のテクノロジーも今では非常に高度になっているし、ドライバーたちが得る情報もさらに高度になっている。驚くべきことだ。それによっていいドライバーになるために学ぶこともできるんだ」
そう語ったハッキネンは、次のように付け加えた。
「すべてうまく体系化されているし、1日中シミュレーターでいろんなコンディションを想定したテストもできる。以前よりも簡単になったと言っているわけではないが、より参入しやすくなったし、高いレベルに到達しやすくはなっているよ」