マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)の母親が、今年F1デビューを飾った17歳のドライバーは、実際はベルギー人だと主張している。
今年17歳の若さでF1史上最年少ドライバーとなったフェルスタッペンは、第2戦F1マレーシアGPでは7位に入賞し、F1史上最年少ポイント獲得記録も塗り替えた。
フェルスタッペンの父親もかつて活躍した元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンであり、息子のマックスも現在は父親の母国であるオランダ籍ドライバーとしてレースライセンスの発給を受けている。
だが、実際にフェルスタッペンが生まれたのは、母親であるソフィー・クンペンの母国ベルギーであった。
クンペンも有名な女性カートレーサーだが、ヨスとは数年前に離婚している。
2人の間に起こった不和は、警察ざたや法廷闘争にまで発展。一時ヨスには家庭内暴力の嫌疑がかけられており、投獄の危機さえあったと言われている。
クンペンは、ベルギーのオランダ語新聞『Het Laatste Nieuws(ヘト・ラーステ・ニュース)』に次のように語った。
「マックスが持つ国籍はベルギーのみです」
「彼は9月30日に18歳になりますが、そうなれば、彼はオランダ国籍を選択できるようになります。それ以前はできません」
そう述べたクンペンは、次のように締めくくった。
「ですから、それまでは彼はベルギー人であり、それ以外の何者でもないんです」