72の法則というのをご存知でしょうか?大学時代に教わったのですが、年利回りが何%の場合、資産が何年で倍になるかを簡単に把握するための法則です。
72÷○(%)で求めた数字が資産が倍になるおおよその目安となります。
例えば年利回り3%の場合に資産が倍になるのは何年かかるでしょうか?
72÷3(%)=24となります。
年利回り3%の場合には、大体24年運用すると資産が倍になります。
年利回り10%だと72÷10(%)=7.2年です。
年利回り10%の場合には、大体7年運用すると資産が倍になります。
今の普通預金の金利は年0.020%ですから、72÷0.02(%)=3600年運用してようやく資産が倍になります。気の遠くなる数字ですね。
さて、72の法則は色々な所で役に立ちます。
例えば、今後収入を5年で倍にしたいと考えたとします。5年で収入を倍にするには1年当たりどれぐらい収入のUPを考えたらいいのでしょうか?
72の法則を使って計算してみましょう。
72÷○(%)=5年となるような利回りを計算すれば正解がわかります。
正解は14.4%です。わかりにくいので15%としましょう。
これで5年後に収入を倍にしたい場合の年間目標が決まりました。
「よし!5年後に収入を倍にするために、年15%の成長を目指すぞ!」
というような未来の目標を決定する際にも72の法則は役に立ちます。
72の法則はあくまでお凡その目安としての数字になります。厳密性にはかける場合がありますのでご利用の際にはご注意下さい。
(佐藤税理士事務所)