ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川祐介が、アルバート・パーク・サーキットで行われるF1開幕戦オーストラリアGP(26日決勝)に向けて意気込みを語った。
■長谷川祐介「シーズンを通じて競争力を高めていく」
「チーム全員にとって厳しい冬となりました。バルセロナ(テスト)で抱えた問題によってサーキットでの走行が制限されてしまったのは確かですし、シーズン前の準備に関してさらに強いプレッシャーを抱えることになってしまいました。しかし、我々はかなりの量の有益なデータを生成することもできました」
「パフォーマンスに関しては、ドライバビリティーを改善するためにマッピングを改善する余地もありましたし、メルボルンに備えてそのほかの変更を加えることができるだけの分析も行うことができました。我々が正しい方向に向かっていることは分かっていますし、シーズンを通じて自分たちの競争力を高めていくための努力を継続していくつもりです」
「シーズン開幕戦となるオーストラリアGPは、ドライバーやクルマ、そしてパワーユニットへの負担が大きいレースとなります。そしてサーキット特性によって、予想が難しいレースでもあります。サーキットは平たんで、狭く、滑りやすく、高速です。週末に向けて我々が最優先しているのは、信頼性を保ちながら、パワーユニットの力を最大限に発揮させることです」
「楽な週末にはならないでしょう。しかし、困難なものになるとしても、私たちはメルボルンに来るのが大好きです。ファンは素晴らしいですし、ホンダ・オーストラリアの仲間たちも常に素晴らしい声援を送ってくれます。コース上での我々の取り組みを通じて、彼らに感謝の気持ちを示すことができればと思っています」
●【マクラーレン・ホンダ】アロンソ「困難に直面するだろうが週末を楽しみたい」
●【マクラーレン・ホンダ】バンドーン「多くのことを学びベストを尽くしたい」
●【マクラーレン・ホンダ】困難な週末を迎える覚悟はできている