2023年F1第8戦スペインGP(バルセロナ-カタルーニャ・サーキット)の予選が行われ、アルファタウリF1のギヨーム・デゾトー(車両性能責任者)が次のように語った。
●【2023F1第8戦スペインGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
■ギヨーム・デゾトー(アルファタウリF1車両性能責任者)
アルファタウリF1の予選:14番手、15番手
「2台のクルマのプログラムが完了したポジティブな金曜日は、1周目にソフトタイヤの性能をより引き出すことが主な目標だった」
「ユウキ側のガレージでは、安定性を高めるためにクルマのセットアップを調整することも目標としていた。適用された変更は、FP3の開始時にドライコンディションで走行した数周でうまく機能した。数分後に雨が降ってきて、インターミディエイトタイヤのテストができるようになったんだ」
「予選は緊張感があった。序盤のトラックはほぼドライだったが、最後のセクターはまだ滑りやすかった。すぐに小雨が降り出し、グリップの低さにユウキやニックを含む多くのドライバーがタイヤを痛めてしまい、ターン12でボッタスが赤旗を出すまで1周も縮めることができなかった。この時点から雨は止み、トラックが大きく改善されるのが確認できた。両ドライバーとも良い仕事をしてQ2進出を果たした」
「Q2はニュータイヤがもうなかったため難しく、このような厳しいトラックではタイヤの性能は急速に低下する傾向にある。ユウキのQ2最後のラップは力強かったが、残念なことにターン5の出口でトラックリミットでタイムは抹消された。彼にとって悔しい結果に終わったが、昨日、今朝とバランスに苦しんできただけに、このラップには満足しているだろう」
「レースに関しては、タイヤのデグラデーションが重要な役割を果たすことが予想されるので、今夜はあらゆる可能性を分析し、明日、ポイントを持ち帰るつもりだ」。