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サーキット立ち入り許可も空港は大混乱必至?イタリアでの洪水で来週末のF1モナコGP開催に影響は?

2023年05月18日(木)18:34 pm

今週末に行われるはずだった2023年F1第6戦エミリア・ロマーニャGPは洪水の影響を受けて開催がキャンセルされたが、その影響が来週末に開催される第7戦モナコGP(28日決勝)にも及ぶかもしれない。

そう警鐘を鳴らしているのは、F1のサポートシリーズであるF2のオペレーションディレクターを務めるマルコ・コデッロだ。

■モナコへの機材輸送の目処が立たないイモラ

洪水に見舞われたイモラにおいて、アルピーヌのエンジニアであるカレル・ルースは、ベルギーの通信社『Sporza(スポルザ)』に次のように語っていた。

「我々のパドックは水没していないが、F2とF3のパドックは水に浸かっている」

「現時点では、我々のトラックもここを出発できない。現場にいるスタッフたちも立ち往生している」

「全てを梱包して次のレースが行われるモナコに送るために、サーキットに戻れるようになるのを待たなければならない」

そして、コデッロによれば、予定されていたエミリア・ロマーニャGPとモナコGPの間隔がわずか数日しかないものの、イモラ・サーキットがあるエミリア・ロマーニャ地方にはさらなる大雨が予定されているため、すでにイモラに到着しているF1マシンや機材をモナコに輸送することが困難となる可能性もあるという。

■空港も大混乱必至?

「F2とF3は準備に2日間必要だが、F1はもう少し長い時間が必要だ」

コデッロはそう語ると、次のように続けている。

「状況が改善され、木曜日にイモラを出発できることを願っているが、まだはっきりとした計画はない。おそらく、我々はここにとどまってモナコに直行することになるだろうが、月曜日(22日)の夜までには到着できるはずだ」

「想像するに、ボローニャ空港は水浸しになるだけでなく、家に帰りたい人たちで溢れることになるだろう。しかし、便数は多くない。だから、今できる唯一のことは冷静になることだよ」

そう述べたコデッロは、次のように付け加えた。

「誰にとっても緊急事態だからね」

■サーキットへの立ち入り許可

刻一刻と状況が変化する中、現地時間18日(木)の午前中、F1関係者はパドックの撤去作業のためサーキットへ戻る事を許可された。そのため、来週のモナコGPの準備が遅れることはないと予想されている。

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