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F1参戦前なら制限なし!新規F1参戦を目指すチーム、すでに既存F1チームの風洞施設でテスト開始か?

2023年04月19日(水)19:49 pm

ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、新しくF1に参戦する計画をしているチームがすでに既存F1チームの風洞を使ってテストを行っているという噂を耳にしたという。

■アンドレッティ・キャデラックのF1参戦を支持するマクラーレンのボス

マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンは最近、アメリカの『Washington Post(ワシントン・ポスト)』に対し、「3つか4つのチーム」が、FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)が今月に予定している期限に合わせて、早ければ2025年からのF1参戦を申請する予定だと語り、次のように付け加えた。

「私は、適切な条件下でグリッドが拡大されるのを見たいと思っているよ」

ブラウンは、マクラーレンのインディカープロジェクトなどを通じてマイケル・アンドレッティ率いるアンドレッティ・オートスポーツとはビジネス上の付き合いもあることから、アンドレッティ・キャデラックの新規F1参戦を歓迎していることで知られている。

こうした中、2025年もしくは2026年からF1参戦を目指しているチームが、すでに既存F1チームの風洞施設を使ってテストを開始しているという噂が流れたことで、新規参戦を希望するチームに関する話題がさらに熱を帯びてきているようだ。

■噂が事実だとしてもそれは禁じられてはいない

シュタイナーはこれに関して次のように語っている。

「これは明らかに噂だよ。彼らがそうしているのかいないのか、私には真相はわからない」

「だが、もしルールがこういうものなら、彼らがそうするのは自由だと思う。つまり、F1の一員でもないのにそういうことをするのは許されないと言うことは我々にはできないんだ」

「F1の一員ではないということは、将来F1の一員になるということを意味するものではない。だから、それはリスクをとっていることになる」

「だから、私はそれについて特に意見はないよ。ルールによって、彼らにはそれをすることが許されているんだからね」

シュタイナーはさらに、新規参戦予定のチームが既存F1チームの風洞施設を借りることで、その空力開発のデータが既存F1チームに「漏れる」ことを過度に心配することもないと考えているようだ。

「FIAはその点に目を光らせているし、私はあまり心配していないよ」

「我々は噂を聞いているし、FIAも噂を聞いているわけだから、きっと彼らはこれからチェックするはずだよ」

■チーム数が増えることでF1がよくなるのであれば問題ないとシュタイナー

また、ブラウンは、FIAが11番目のチーム、12番目のチームの参戦を認めた場合、仮にいくつかのF1チームがそれに反対だとしてもFIAの決定に大きな影響を与えることはできないとも語っていた。

そして、シュタイナーもそれは事実だと認めている。

「我々はそれについて多くの投票権を持ってはいないんだ」

そう認めたシュタイナーは、次のように付け加えた。

「もし彼らが、それがF1をよりよいものにし、利点になると考えているのであれば、私に異存はないよ」。

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