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【フェラーリ】現チーフプロジェクトエンジニアのファビオ・モンテッキをF1車両コンセプト責任者に指名か

2023年04月10日(月)18:32 pm

伝えられるところによれば、フェラーリは今年3月に離脱した車両コンセプト責任者のダビド・サンシェズの後任に、現在チーフプロジェクトエンジニアを務めているファビオ・モンテッキを任命したようだ。

2004年からフェラーリF1チームで働いているモンテッキの専門はシャシーとサスペンションであり、シャシー開発責任者のエンリコ・カルディレが率いる技術スタッフの中でもとりわけ「重要な人物」だと考えられている。

『Soymotor.com』によれば、モンテッキは今後エアロダイナミクス部門を率いるディエゴ・トンディとともに、今後のレースで導入することになるアップデートパーツ開発に取り組むことになり、少なくとも6月4日に決勝が行われる第8戦スペインGPまで、2023年型フェラーリF1マシン『SF-23』に新たなアップデートパッケージを段階的に適用していく予定となっているという。

2023年のF1は3戦を終えたところだが、フェラーリはコンストラクターズランキングにおいてレッドブル、アストンマーティン、メルセデスに次ぐ4番手にとどまっており、レッドブルにはすでに97ポイント、アストンマーティンには39ポイント、メルセデスにも30ポイントの差をつけられている。

今年のフェラーリF1マシンには、予選での速さはあるものの、長丁場の決勝ではタイヤの摩耗が著しくなる欠点があると言われており、その部分をどれほど改良・改善できるかが、残りのレースを戦っていく上でのカギとなりそうだ。

『Soymotor.com』は、モンテッキの車両コンセプト責任者としての役割は“暫定的”なものだとしているが、マクラーレンへ移籍することが決まったフランス人エンジニアのサンシェズの後任となるモンテッキがどこまで今年のフェラーリF1マシンを改善できるのか、その手腕に注目が集まりそうだ。

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