セルジオ・ペレス(レッドブル)は、2週間前にサウジアラビアで行われた優勝祝賀会をチームメイトのマックス・フェルスタッペンの父親ヨスが無視したと非難した人々を非難している。
●【2023F1第3戦オーストラリアGP】決勝レースのタイム差、周回数
■ペレス、父ヨスとは良い関係
ペレスがパルクフェルメでメカニックたちと祝ったとき、カメラはヨス・フェルスタッペンとマックスのマネージャー、レイモンド・フェルミューレンをズームアップし、彼らはメキシコ人を無視しているように見えた。
しかしペレス(33歳)はメルボルンで「ヨスとは良い関係だよ」と主張した。
「僕たちはお互いを尊重している」
「これがスポーツだとわかっているから、そうやって接しているんだ」。
ジェッダでの祝賀会を撮影した他のカメラの映像では、ペレスが確かにヨスとフェルミューレンの2人と握手したことが示されている。
「握手したんだけど、たぶん映ってないんだろうね」とペレスは微笑んだ。
「ソーシャルメディアにいくつかのことが書かれているのを見たけど、時々、人々は存在しない物語を作るのが好きなんだ」とペレスは『PA Sport』に語った。
「彼はあまり笑っていなかったけど、毎日、いつも笑っている必要はない」。
■ペレス、チャンピオンになりたいというツイートを削除
サウジアラビアに続くもうひとつの噂は、ペレスが2023年に世界チャンピオンになりたいとツイートし、その後そのツイートを削除したことだ。
つまり、レッドブルはペレスにナンバー2になってほしいのであって、タイトルを獲ってほしいわけではないのだ。
「想像できるように、僕はソーシャルメディアを常に管理しているわけではないんだ」とペレスは主張した。
だから、本当にチャンピオンになりたいのかと聞かれた時、彼は「もちろんだ。それは明らかだ」と答えた。
■ベルガー、マクラーレン・ホンダのセナ・プロを思い起こさせるが「ペレスはマックスに勝てない」
F1界のレジェンド、ゲルハルト・ベルガーは、今年のレッドブルの圧倒的な強さは、チームメイトだったアイルトン・セナとアラン・プロストが他の追随を許さない激しいタイトル争いをした1988年のマクラーレン・ホンダを思い起こさせると語る。
「ペレスとフェルスタッペンが、セナ対プロストのような対決を繰り広げることができれば、ファンにとっても良いことだ」とベルガーは『Krone』紙に語った。
「でも、それはないだろう。マックスはあまりにも力強いからね」。
「今の爆発的な雰囲気は、ただ燃え上がっただけだ。なぜなら、マックスはジェッダで下位グリッドからスタートし、1位ではなく2位でフィニッシュしたからだ」
「しかし、2人がフロントローに戻った時、状況は一変するだろう。ペレスだけでなく、誰もマックスには勝てないのだから」
「残念だけど、それが現実だ」。
●【2023年F1チャンピオンシップ・ランキング】第3戦F1オーストラリアGP終了後