ミハエル・シューマッハの親友以外は、彼のコンディションについて何も知らない。
そう語るのは、前FIA会長で元フェラーリF1代表のジャン・トッドだ。彼は、10年前のシューマッハのスキー事故の後、間違いなく内密な関係にある数少ない特権階級の一人だ。
この10年間、シューマッハ(現在54歳)の公式情報はおろか、写真1枚さえも出てこなかった。しかし、フェラーリでシューマッハのボスだったトッドは、月に1回程度、7度のワールドチャンピオンに会っているという。
トッドは、時折報道されるシューマッハの健康状態を伝える記事は、いつも間違っているという。
77歳のトッドは、『コリエレ・デラ・セラ』紙に、「彼のことはそっとしておこう」と語っている。
「私たちは、コリーナやその子供たちのプライバシーを尊重するつもりだが、もちろん事故が結果をもたらしたことは知っている」
「しかし、自分が何かを知っていると言っている人は、何も知らないんだ。私はいつも彼に会いに行っている。彼と彼の家族は私の家族なんだ」。