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フェラーリF1はメルセデスより深刻?チーム代表「予選で最前列、レースではダメ、受け入れられない」サインツ「今は4番目のマシン。問題をコントロールできない」

2023年03月20日(月)20:30 pm

フェラーリのカルロス・サインツが、今季のF1マシン『SF-23』は現時点ではレースにおいて4番目の速さしかないと認めた。

メルセデスが2023年型F1マシンのコンセプトを変える決断をしたと伝えられているが、フェラーリのチーム代表を務めるフレデリック・バスールは自分たちのマシンコンセプトは「健全」だと主張しており、今のところそれを見直す計画はないようだ。

だがフェラーリは、開幕戦バーレーンGP同様、先週末の第2戦サウジアラビアGPにおいても予選のペースは良いものの決勝では極端なタイヤデグラデーション(劣化)に見舞われ、カルロス・サインツが5位、シャルル・ルクレールが6位となるのが精一杯だった。

■今の状況は「受け入れられない」とフレデリック・バスール

その結果を受け、バスールはジェッダ・コーニッシュ・サーキットでのレース後に次のように語った。

「受け入れられないよ。可能な限りすぐに理解し、修正する必要がある」

「予選で最前列を狙えるマシンがレースではどうにもならないなんて、僕には想像すらできないよ」

サウジアラビアの予選では2番手タイムを刻んだものの、年間許容数を超えるエンジンコンポーネント投入により10グリッド降格ペナルティーを受けたルクレールは、決勝では6位まで順位を上げている。

だが、そのルクレールは、予選でのマシントラブルにより決勝を15番グリッドからスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンにはやすやすとオーバーテイクを許し、バトルに持ち込むことすらできなかった。

■改良を待つしかないとカルロス・サインツ

そのルクレールのひとつ上5位でフィニッシュしたカルロス・サインツは、レッドブル、アストンマーティン、メルセデスは自分たちよりも「明らかに速かった」と語り、次のように続けている。

「週末を迎える前は、僕たちは問題はもっとうまくコントロールできていると考えていたんだ」

「だけど、今日のパフォーマンスはよくなかった」

「改良を待たなくてはならないよ。僕たちは、スピードに関してはコース上で4番目のマシンだったんだ」。

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