23日(木)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで3日間にわたる2023年F1公式プレシーズンテストが始まったが、初日のセッションを終えた時点ではレッドブルのガレージに笑顔があふれていたようだ。
今年はF1ドライバーズタイトル3連覇を目指すマックス・フェルスタッペンだが、23日のテストでは午前と午後のいずれのセッションでもトップタイムをマークするという順調なスタートを切っている。
■現時点では「非常に満足」だとヘルムート・マルコ
「今年の新車が非常に早く完成し、ここまでのところすべてが順調に進んできたことを考えれば、ほとんど恐ろしいくらいだよ」
レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)はそう語ると、次のように続けた。
「すぐにすべてが機能したよ。今のところ、我々は非常に満足している」
「現時点では、我々は昨年の同時期よりもいいポジションにいると思うよ」
■フェラーリとメルセデスも差を縮めてくるはず
レッドブルが非常にいい形でテストをスタートしてみせたのは、ライバルチームたちにとっては不吉な兆候かもしれない。それでも、マルコは、今年のフェラーリとメルセデスは差を縮めてくるだろうと予想しているようだ。
「彼らはどちらもまだ問題を抱えている。だが、それを経験で解決してくると予想しているよ」
そう語った79歳のマルコは、今年のフェラーリF1マシンにまだポーポイズ現象(高速走行時にマシンが上下に振動する現象)が見られることに言及しながら、次のように付け加えた。
「フェラーリがまだあれほど跳ねていることには驚いているよ。我々もそれは予想していなかった。そして、メルセデスもまだ少し落ち着きがないように見えるね。だが、まだ初日に過ぎないよ」