7日(火)に2023年型F1マシンの外観を発表したアルファロメオだが、テクニカルディレクターのジャン・モンショーが、そのマシンのいくつかの要素にはレッドブルが2022年型マシンに施した手法が取り入れられていることを認めた。
スペインの『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』は、スイスのヒンウィルを拠点とするザウバーの技術責任者であるモンショーが、2023年型アルファロメオF1マシンにはレッドブルのマシンによく似た変更が施されていることが「かなり明白」だと認め、次のように語ったと報じている。
「あるチームがほかのチームよりもいい仕事をしたことを認め、あるエリアにおいてなぜ彼らがうまくやれたのかを理解し、それを我々のマシンに適応させることが重要なんだ」
フランス系ドイツ人のモンショーによれば、F1マシン後部の手直しには「かなりの努力」が必要となるという。
「クルマの前部に施した投資は、後部に投資したものほどの見返りはないんだ」
「同時に5つの料理を作って、そのどれもが美味しくないよりは、1つの料理を美味しく作る方がいいのさ」
微笑みを浮かべながらそう語った44歳のモンショーは、次のように付け加えている。
「レギュレーションによってリソースが制限されている。風洞の時間も少ないので、我々としては優先順位を決めなければならないんだ」。