ケータハムとルノーの元チームボスだったシリル・アビテブールは、ヒョンデ・モータースポーツの代表に就任したばかりだが、韓国の自動車メーカーであるヒョンデのF1への参入を否定しなかった。
アビテブールにとって、今週末のモンテカルロラリーが初の主要な戦いの場となる。しかし、新しいエンジンルールが適用される2026年以降にヒョンデがF1に参入する可能性についても言及している。
「具体的な計画はないよ」と、45歳のフランス人であるアビテブールはモンテカルロで語った。
「明らかに、ヒョンデはグローバルな開発に取り組んでおり、新しくユニークな製品ラインを導入しているので、モータースポーツへの参加は我々にとって重要だ」
彼は、世界ラリーはメーカーが世界市場で販売するロードカーに「最も関連性がある」ため、今はヒョンデにとって最高の場所であると言う。
アビテブールは、「これ(ラリー)は今のところ私たちの最優先事項だ」と述べた。「ラリーへの参加がコアビジネスの利益につながることを確認しなければならない」と語った。
「F1に関しては、ヒョンデがF1に参入するという見出しがすぐに出てくるので、『イエス』とは言いたくない。まず、シリーズに参加することがビジネスの利益となることを確認する必要がある」と付け加えた。
編集部注:現代自動車は「ヒュンダイ」と表記されていたが、2020年から公式の呼称が原音に近い「ヒョンデ」に変更されている。