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FIA会長が主張「新たなアメリカンF1チームを受け入れない理由はない」

2023年01月10日(火)20:06 pm

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)のモハメド・ベン・スレイエム会長が、F1チームを12チームまで増やすことを妨げる“理由はない”と主張した。

■既存F1チームはチーム数増加に否定的

現在は全10チームで争われているF1選手権だが、昨年には元F1ドライバーでもあるアメリカのマイケル・アンドレッティ率いるアンドレッティ・オートスポーツが自らのチームを立ち上げてF1に参戦する意向を表明していた。

当初、F1やFIAは新規F1チームの参戦はあまり歓迎していないと伝えられていた。F1チームが増えると、自分たちが受け取る収益分配金が減ってしまう恐れがあることから、多くのF1チームがそれに反対していることがその主な理由だと考えられている。

だが、最近になって、FIAのベン・スレイエム会長が、新規チーム参戦に積極的に門戸を開きたいとの考えを表明。

そして、今月の5日(木)には、GM(ゼネラルモーターズ)傘下のキャデラックがアンドレッティと手を組んで新F1チームを立ち上げることを発表している。

しかし、既存F1チームたちは、そのニュースに対してやはり否定的な反応を示したと伝えられている。

こうした中、ダカールラリーの記者会見においてこの問題について質問を受けたベン・スレイエムは、次のように答えた。

■F1の持続可能性には新チーム参入が必要だとFIA会長

「一般的に言って、F1の持続可能性を考えるなら、ほかのブランドも受け入れる必要がある。我々は最大12チームがグリッドに並べることができるんだ」

「OEM(他社ブランド製造者)はF1をよりよくするのに役立つだろうし、そのために新しいチーム、とりわけアメリカンチームを歓迎しない理由はないだろう。すでに今年はアメリカで3レースが開催されるんだ」

「我々は12チームのうちのひとつになりたいというどんな提案も歓迎するよ。我々は、いいチームであれば、ハースのようにたとえ小さなチームであっても受け入れるよ」

そう語ったベン・スレイエム会長は次のように付け加えた。

「状況が変化して適切な11番目のチームを迎えることができるよう期待しているし、どうなるか見ていこう」

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