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2022年F1王者フェルスタッペンの来季スーパーライセンス費用はなんと1億3600万円!レッドブルはホーナーもマルコも驚く8億円!引退のベッテル「ばかげてる」

2022年12月20日(火)18:38 pm

2022年に圧倒的な強さを発揮してF1チャンピオンとなったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2023年シーズンのF1参戦に向けて、史上最高額となるスーパーライセンス取得費用を負担することになるようだ。

■2023年のスーパーライセンス発給費用は?

F1で戦うためには統括団体であるFIA(国際自動車連盟)からスーパーライセンスの発給を受ける必要があり、ドライバーはその手数料を負担する必要がある。そして、その費用は基本料金に加え、前年のレースで獲得したポイント数に応じて加算される仕組みになっている。

そして、このほどオーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』が報じたところによれば、2022年にトータル454ポイントを稼いでチャンピオンとなったオランダ出身のフェルスタッペンには、FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)から96万3800ユーロ(現在のレートで約1億3600万円)の請求書が届いたという。

同じく、308ポイントでランキング2位だったシャルル・ルクレール(フェラーリ)は65万7200ユーロ(約9520万円)、305ポイントでランキング3位だったセルジオ・ペレス(レッドブル)も65万900ユーロ(約9160万円)を納付する必要があるという。ちなみに、2022年をランキング6位(240ポイント)で終えたルイス・ハミルトン(メルセデス)のライセンス発給費用は51万4400ユーロ(約7240万円)だという。

■レッドブルの来季エントリー費用は約8億円

一方、2022年のF1コンストラクターズチャンピオンに輝いたレッドブルは、2023年には600万ドル(約8億円)以上のエントリー料を支払う必要があると伝えられている。

レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、その額は「途方もない」ものだと語っている。そして、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコも、次のように語った。

「私は、ポイント数に応じてFIAにこれほど支払う必要があることを理解していなかったよ」

■フェルスタッペンのライセンス費用はレッドブルが負担

だが、フェルスタッペンに関しては、2023年のスーパーライセンス発給費用を自分で負担する必要はないようだ。

マルコは、これに関して次のように語っている。

「私が知る限り、彼の契約には我々がそれを払わなければならないと書かれているよ」

■この制度は「ばかげている」とセバスチャン・ベッテル

4回F1王座についた実績を持ち、2022年シーズンをもって現役を引退したセバスチャン・ベッテルは、このFIAのスーパーライセンス発給費用について質問されると次のように答えている。

「ばかげているよ」

「ほかのスポーツでもこれが普通なのかどうか、僕は知らないけれどね」

「それに、レースは常に増え続けている。だけど、誰もそのことを話題にしないんだ」

2022年のF1は全22戦で開催されたが、2023年には少なくとも1レース増えて23戦が行われることになっている。報道によれば、F1はキャンセルが確定した中国GPの代替レース開催の可能性を探っているとも伝えられており、当初の計画通り24戦が開催されることも考えられなくはない。

ドライバーにとっては、より多くのポイントを獲得し、より上位でシーズンを終えることが重要となるわけだが、レース数が増えることで獲得できるポイント数が増えれば増えるほど、翌年のライセンス発給費用も膨らんでくることになるわけだ。

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