ポルシェのモータースポーツ担当副社長であるトマス・ラウデンバッハが、F1は依然として「興味深い」存在だと主張した。
■レッドブルとの提携交渉が不調に終わったポルシェ
2026年からF1が新たなエンジンレギュレーションを導入する計画でアルピーヌことを受け、フォルクスワーゲン傘下の自動車メーカーであるアウディとポルシェがエンジンサプライヤーとしてF1に参戦することになると考えられていた。
実際のところ、アウディはすでに現在アルファロメオというチーム名で戦っているスイスのザウバーとの提携によってF1参戦することを正式に発表している。
その一方で、ポルシェに関しては、レッドブル・レーシングと手を組むことになるだろうと伝えられていたものの、最終的にその交渉は物別れに終わっている。
しかし、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は、10月下旬の時点において、ポルシェが「まだF1チームたちとの話し合いを続けている」ことを認めていた。
■今のF1は魅力的だとポルシェのモータースポーツ責任者
そして、このほどラウデンバッハは、『f1-insider.com』に次のように語った。
「レッドブルとの提携がうまくいかなかったからといって、ポルシェがF1への興味を失ったわけではないよ」
「重要なのは、それが適切なものであることだ」
「もし、そうでないのなら、まったくやらないほうがいいだろう。しかし、いずれにせよ、現時点ではF1はとても魅力的だよ」
そう語ったラウデンバッハは、次のように付け加えた。
「だからこそ、我々はF1とのからみで、ワンメイク・シリーズであるポルシェ・スーパーカップの契約を8年延長したところなんだ」