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【動画:F1アブダビGPレポート】フェルスタッペン年間最多15勝!ペレス1.3秒届かず年間2位はルクレール!トップ3と引退ベッテルがドーナッツターンで1年祝う。アロンソとハミルトンはトラブル・・・角田11位

2022年11月21日(月)1:01 am

2022年の最終戦、F1第22戦アブダビGP(ヤス・マリーナ・サーキット)の決勝レースが行われた。

●【2022F1第22戦アブダビGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

優勝はポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)で、シーズン最多勝利数となる今季15勝目を飾った。

2位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、1.3秒届かなかった3位はセルジオ・ペレス(レッドブル)だった。ドライバーズランキング2位は直接対決でルクレールが勝ち取った。

■F1最終戦アブダビGPレースレポート

1周目
2台のレッドブルがスタートを決めたが、ターン1はフェルスタッペンがトップで通過する。

ターン6でカルロス・サインツ(フェラーリ)がルイス・ハミルトン(メルセデス)のイン側に飛び込み、タイヤが軽く接触。ハミルトンがコース外に押し出された際にソーセージカーブで跳ね上がった。

2周目
サインツは念のためハミルトンにポジションを戻す。これは調査中となったがすぐにお咎めなしとなった。

3周目
しかしハミルトンはターン6でショートカットしたことで有利になったとして調査中になった。後にお咎めなしとなっている。

4周目
オープニングラップのハミルトンとサインツのバトルは、サインツが前に出ていたため、ハミルトンに対してサインツにポジションを譲るよう指示が出て、ハミルトンは4番手を譲る。

5周目
ハミルトンがサインツをオーバーテイク!ハミルトンは3番手のルクレールを追う。

6周目
ジョージ・ラッセル(メルセデス)がサインツに迫るが抜けない。ラッセルはチームに対して、ハミルトンにペースアップするよう依頼。5番手サインツが4番手ハミルトンの1秒以内でDRSを使えているため、DRS圏外にしてもらいたいようだ。

8周目
サインツがハミルトンをオーバーテイク!

8番手争いでは、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がエステバン・オコン(アルピーヌ)をオーバーテイク!しかしすぐにオコンがベッテルをオーバーテイクし返した。それをすぐ後ろで見守るフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、事前に言っていた通りしっかりベッテルを守って一緒に走行している。

9周目
メルセデスのピットからジョージ・ラッセル(メルセデス)に対してオーバーテイクの許可が出ると、ラッセルがルイス・ハミルトン(メルセデス)をオーバーテイクして5番手へ上がる。ペースが上がらないハミルトンは「パワーを失っているけど何が起きてるの?」と訴える。

12周目
フェラーリから「タイヤはいいよ。デグラデーションは低い(劣化してない)」と伝えると、ルクレールは「合意できない」と否定。ドライバーはそれほど良いと感じていないようだ。

DRSを使うベッテルがオコンに並ぶ!しかしオコンもインを守った。

13周目
ハミルトンが「クルマに何かが起きてる」と訴える。ソーセージカーブで跳ね上がった際にフロアか何かにダメージを負った可能性もある。

15周目
エステバン・オコン(アルピーヌ)と角田裕毅(アルファタウリ)が、ミディアムタイヤからハードタイヤへ交換。オコンは15番手、角田は17番手でコース復帰。

16周目
セルジオ・ペレス(レッドブル)がミディアムタイヤからハードタイヤへ交換。ジョージ・ラッセル(メルセデス)やランド・ノリス(マクラーレン)、ジョウ・グァンユ(アルファロメオ)、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)もピットインしてハードタイヤへ交換した。

しかしラッセルは右リアタイヤの交換に時間がかかり、さらにピットアウト時にピットレーンを走ってきたノリスと接触しそうになり、ノリスは白煙を上げながら避けた。この件はアンセーフリリースとして調査中となっている。

ペレスがミスをしてベッテルがDRSを使って抜き返す。ランキング2位を狙うペレスとしてはトラフィックに巻き込まれることなくベッテルを早く抜いておきたい。

17周目
ペレスがベッテルを再びオーバーテイク。

19周目
ハミルトンがハードタイヤへ交換した。

20周目
フェルスタッペンが「右フロントタイヤが終わった」と訴える。

21周目
フェルスタッペンがハードタイヤへ交換してトップでコース復帰。

ラッセルに対して5秒ペナルティが出された。16周目のピットレーンでのアンセーフリリースだ。

22周目
シャルル・ルクレール(フェラーリ)がハードタイヤに交換。

24周目
角田がアロンソをオーバーテイク!

25周目
アロンソが角田を抜き返す!

ノリスがベッテルをオーバーテイクして7番手へ。今日はF1最後のベッテルとバトルをしているシーンがよく映されている。

26周目
ベッテルは「最悪だ。僕らはみんなに食べられているよ。まるで座っているアヒルだ。次は誰だ?」と不調を訴える。次はオコンとランス・ストロール(アストンマーティン)が狙っているが、ベッテルは1ストップだが、この2名は2ストップだ。

28周目
アロンソがピットインしてリタイアした。ベッテルと一緒にフィニッシュしたいと言っていたが叶うことはなかった。

30周目
ペレスはフェルスタッペンに2.2秒差をつけられているが、足止めされていると訴える。すぐ後ろにはルクレールが近づいてきている。

34周目
ペレスが2度目のピットイン!ハードタイヤへ交換して6番手でコース復帰。トラフィックは避けられている。

36周目
ペレスがファステストラップを出して追い上げる。

フェラーリは「プランCでどう?」と言うと、2番手のルクレールも「僕もそう思う」と返す。どうやらタイヤ交換せずこのまま行くようだ。

38周目
2番手ルクレールと6番手ペレスは18秒以上差がある。1周あたり1秒以上ペレスが速く走っている。

39周目
ラティフィとミック・シューマッハが絡んでクラッシュ!2台ともダメージを負っているが、パンクしたままピットに戻る。ダブルイエローフラッグが出たものの、セーフティカーが入ることはなかった。昨年もラティフィのクラッシュでドラマが起こったが・・・。

40周目
先ほどのクラッシュは調査中となった。

41周目
ラティフィとミック・シューマッハのリプレイ映像が出たが、ミックが無理に突っ込みすぎてラティフィに接触してしまっていた。

このミック・シューマッハに対して5秒ペナルティが出された。

ラティフィはタイヤ交換をして最後尾19番手でレース続行。ミック・シューマッハは16番手を走行中だ。

43周目
ペレス「このペースでルクレールに追いつく?」と不安になるが、レッドブルのピットは「追いつくよ」と伝える。

終盤にランキング2位争いのドラマが起こりそうだ。

45周目
ペレスがハミルトンをオーバーテイク!しかしハミルトンが次のストレートでDRSを使って抜き返す。

46周目
ペレスが再びハミルトンをオーバーテイク!今度はハミルトンがDRSを使えないような場所で抜いてリードを拡げる。

47周目
2番手ルクレールと3番手ペレスは9秒差。残り12周だ。

48周目
トップを走るフェルスタッペンがハードタイヤで27周を走っているが「タイヤはいいよ。だからペレスは突っ走って大丈夫だ」とタイヤのことは心配するなと伝え、檄を飛ばした。

ルクレールのハードタイヤは26周、ペレスのハードタイヤは14周を走行していて、ペレスの方がタイヤ的には新しく有利だ。

49周目
2ストップでミディアムタイヤを履くランス・ストロール(アストンマーティン)が、1ストップでハードタイヤのベッテルをパス。ベッテルは「僕らはどうやって戦略を間違えたの?」と不満を述べる。

ルクレールはフェラーリからの無線に対して、「ほっといてくれ」と言い放った。キミ・ライコネンの名言だ。

52周目
ストロールはリカルドをパスして9番手へ。2ストップが正解だったようだ。ベッテルは11番手を走行中だ。

53周目
「残り7周、全力を尽くす」とペレスは言う。背後のハミルトンは、トラックリミットで黒白旗が出る可能性があるため、慎重にいかなければならない。

ペレスがルクレールに届くのか?そしてランキング5位を争うサインツはハミルトンの2秒後方にいるが、こちらもドラマが起こるのか?

55周目
ルクレールとペレスは3.5秒差。

ハミルトンのペースが落ちた!ギアボックストラブルだ。がっくりした様子でピットへ戻りガレージに戻された。これでサインツがフィニッシュすればランキング5位は逆転となる。

56周目
ペレスの前でガスリーとアルボンがバトルしていてややトラフィックに引っかかった。ガスリーを抜くときに拳を上げて怒るペレス。ルクレールに追いつくか?

57周目
残り2周、ルクレールとペレスは2秒差。逃げるルクレール、追うペレス。

58周目
ルクレールとペレスは1.9秒差。DRS圏内に入るのは厳しそうだが諦めない。1コーナーごとにタイムを縮めていき、1.4秒差に迫る。

そしてフェルスタッペンがポールトゥウィンで優勝!今シーズン15勝目はシーズン最多勝利記録だ。

2位はフェラーリのルクレール、1.3秒差の3位はレッドブルのペレス。ドライバーズランキング2位争いはルクレールに軍配が上がった。

●【2022年F1チャンピオンシップ・ランキング】F1第22戦アブダビGP終了後

■トップ3とベッテルの4台がドーナッツターンでF1シーズン終了を祝う

フィニッシュ後、1周してホームストレートに戻ってきた3台はドーナッツターンを披露してシーズン終了を祝う。

そしてもう一台ホームストレートに戻ってきたのはF1を引退するセバスチャン・ベッテルだ。ベッテルもドーナッツターンを披露し、観客の声援に応えた。

ベッテルはフィニッシュした後の無線で「ありがとう。ベストレースではなかったけど、素晴らしい2年間をありがとう。来年はもっと良いクルマになることを願っているよ」と感謝を伝えた。しかし、レース後インタビューでは「悔しい」とレース結果に拘る姿勢を最後まで見せた。

■4人がF1シートから離れる

このレースで4人のドライバーがシートから離れる。引退するベッテル、レッドブルF1のリザーブになりそうなリカルド、メルセデスや複数チームのリザーブのうわさが出ているミック・シューマッハ、アメリカのインディカーへの転向を検討中のラティフィだ。

22戦で行われたF1は、これで終了。来シーズンは3月5日のバーレーンGPから始まり、11月26日のアブダビGPまで史上最多24戦が予定されている。

●F1カレンダー2023(史上最多24GP)

■特別にホームストレートでドーナッツターンを披露したベッテル

■リカルドもドーナッツターン

■レース前にドライバーたちから引退を祝福されたベッテル

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