ドイツの伝説的レーサー、ハンス・ヨアヒム・スタックが現代のF1ドライバーに対し、ライバルについて「密告」するのをやめるようにと促している。
これは、現在の問題の1つである「トラックリミット」論争に端を発しており、ドライバーたちはコックピット内で目撃した違反行為について無線で不満を漏らし「報告」している。
元F1ドライバーでル・マンを3度制したシュトゥックは『Servus TV』に対し、「トラックリミットについて彼らがやっていることには賛成できないね」と語った。
「名前は出さないが、無線でこのドライバーやあのドライバーが“トラックリミットを超えている”などと言うことはないだろう。それは純粋な密告だ」と71歳のシュトゥックは主張する。
「そんなことをするより、ドライバーはアクセルを踏みたまえ。それが私の意見だよ」
「ドライバーはレース後にコーヒーを飲みに行く必要はないんだ。なぜなら、レースをしているんだからね!そして、時にはレースに身を任せることも必要なんだよ」。