NEXT...F1開催スケジュール

「SNSは有害」と語るフェルスタッペン「もういいやと思った」レッドブルもTV局『Sky』の取材を拒否

2022年11月01日(火)10:58 am

年間最多勝記録を塗り替えたマックス・フェルスタッペンは、F1放送局である『Sky』の取材をボイコットしたことを認めた。

●【2022F1第20戦メキシコシティGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

フェルスタッペンは今シーズン14勝目を挙げ、ミハエル・シューマッハとセバスチャン・ベッテルが持つ1シーズンの勝利数の記録を破った。2年連続のワールドチャンピオンに輝いたフェルスタッペンは「間違いなく楽しんでいるし、もっと頑張るつもりだ」と述べた。

さらにメキシコシティGPでは、ルイス・ハミルトンの持つシーズンポイント数記録(現在416点)も更新した。

■Sky、ハミルトン支持を強調しすぎか

しかし、フェルスタッペンとレッドブルが前例のない成功を収めている一方で、フェルスタッペンはソーシャルメディア上の環境が「毒性」を帯びていると語る。

その一端として、彼はイギリスの放送局『Sky Sports』のピットレーンレポーターであるテッド・クラビッツがテレビで生中継した一連の発言について非難している。

クラビッツは、25歳のフェルスタッペンが「普通に考えて、チャンピオンを獲得できるドライバーには見えない」と述べ、彼が「8回のチャンピオン」と呼んでいるハミルトンは2021年のタイトルを「奪われた」と語っている。

「彼(フェルスタッペン)が速いクルマを手に入れたのは、エンジニアリングとF1とデザイン、そしてかなりあそこの彼(エイドリアン・ニューイ)のおかげだ」ともクラビッツは言っている。

■フェルスタッペン「SNSは有害」、テレビでも「見下し続けられてもういいやと思った」

メキシコGPの週末が進むにつれて、フェルスタッペンが『Sky UK(スカイ)』、『Sky Italia(スカイ・イタリア』、『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』と話すことを拒否しているだけでなく、レッドブルも拒否していることが明らかになった。

フェルスタッペンはボイコットを認めた。

「今年は、特にある特定の人物に対して無礼なことをしたり、掘り返したりするようなことが絶えなかったんだ。そしてある時点で、もういいやと思ったんだ。僕は受け入れないよ」

「今のところ、ソーシャルメディアはとても有害な場所だ。そして、もし誰かがテレビで常にそのような態度を取っているとしたら、世の中を良くしようとするのではなく、悪化させるだけなんだ」

「僕を見下し続け、ある時点でもうそれを許せなくなったんだよ。だから、答えるのをやめることにしたんだ」とフェルスタッペンは付け加えた。

■レッドブル「解説にはバランスが必要だ」

クリスチャン・ホーナー代表はフェルスタッペンを支持し、レッドブルもメキシコGPでスカイ放送局の取材をボイコットしたことを認めた。

「Skyでの一連の中傷的な発言にがっかりしているんだ。だから今週末は休もうと思っている。解説にはバランスが必要だ。一部の解説は素晴らしいが、一部の作品では、センセーショナルな演出が多すぎる」

「マックスはこの件にとても怒っていたし、チームとして彼を全面的にサポートしているよ」。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック