今週末には2022年F1第19戦アメリカGP(23日決勝)が行われるが、フェラーリのシャルル・ルクレールは日曜日の決勝で5グリッド降格ペナルティを受けることになりそうだ。
■フェラーリにとって残り4戦は実験の場に
イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、今季のタイトル獲得の望みが消えた今、2022年の残り4レースはフェラーリにとって「実験」の場になるだろうと考えている。
同紙によると、フェラーリはアメリカGPの舞台となるオースティンのCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)でルクレールのマシンに6基目のICE(内燃エンジン)を搭載する予定にしており、これによりルクレールは予選結果よりも5グリッド後方から決勝をスタートすることになるという。
■アメリカGPで来季を見据えた改良エンジンを投入か
これに関して、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は次のように報じている。
「フェラーリの動きは、信頼性の問題ではなく、来シーズンに向けた実験を行いたいと考えてのものだ」
2022年型F1パワーユニット(エンジン)はレギュレーションによってパフォーマンス向上のための開発は「凍結」されているため、改造は原則として信頼性向上に関連するものでなくてはならない。
しかし、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、フェラーリは「当然のことながら、2023年に向けて活用できる改善点を模索しているのだ」と指摘している。